Hello CQ!!
こんにちは 部長のJI1TMDです。
久しぶりのブログ更新となります。忙しかったり怠惰だったりでなかなか更新できず申し訳ございませんでした。年貢の納め時ですので,昨年の11月に参加した「第68回理工展」に関してご報告できればと思います。
2021年11月6日,7日に行われた早稲田大学理工学部の文化祭「第68回理工展」にJH1YDTとして参加しました。今年で参加を始めて5年目となり,すっかり会としても力を入れて臨む恒例行事です。*1
去年は完全オンラインでの開催となったため,YouTube liveでのオンライン公開運用を行いましたが,今回は感染対策を行ったうえで外部の方も参加できる対面での開催となりました。足を運んで頂いた方々,ありがとうございました。
今回は
・体験局 8J1YAJ によるアマチュア無線の交信体験
・モールス信号の打鍵体験
・手作りアンテナの製作体験
・JH1YDTの活動報告 (パネル展示)
の4つを企画として行いました。それぞれについて写真を交えながら紹介します。
体験局8J1YAJ
今回の目玉企画として行いました。
体験局とは「無線技術に対する理解と関心を深めることを目的として社団が臨時に開設するアマチュア局」の通称で,開局時に申請した無線従事者の立会いのもと,運用資格を持っていない方でもアマチュアの交信を行うことができるという試みです。
弊会は今回の理工展の半年以上前から企画し,準備してきました。書類の書き方や許可など戸惑うこともありましたが,なんとか1週間前に免許を交付して頂き,運用することができました。
免許状が来たときのツイートがこちら
【速報】11月6日・7日に開催される学校祭「第68回理工展」で運用する体験局の、無線局免許が発給されました。
— 早稲田大学無線通信研究会 JH1YDT (@jh1ydt) 2021年10月26日
コールサインは「8J1YAJ」です。準備・開催期間中の11月5~7日限定の免許になります。
体験局の運用については、随時Twitterでお知らせします。ご期待ください! pic.twitter.com/Xdjv5MNYEc
当日は後述する手作りアンテナを用いて,430MHz FMでの交信をメインに行いました。
アンテナの都合上,430MHzでは1WのQRP運用でしたが,近隣のOMの方々の温かいご協力もあり,学生を中心に約50の交信を行うことができました。また,7MHz SSBでも若干の交信を行うことができました。お相手頂いた方々,ありがとうございました。
体験者の方々からは,自分の声が相手につながっていることや,相手局が「たまたまその時に同じ周波数を聞いていた人」であるということに驚いていました。仕組みや交信範囲などに興味を持ってくださる方もいて,とても有意義でやりがいのある企画となりました。
今回の運用に合わせて作成した体験局交信証がこちら,以前紹介したYDTの新QSLカード同様,弊会のデザイン顧問Nagiさん*2に作ってもらいました!
なお,体験局の運用については「ハムのラジオ」にて,他にも学校祭で体験局を運用された大学の方々との座談会を行いました。アーカイブは無料で聴けるのでぜひこちらも
Ham’sRadio-470.ハムのラジオ第470回の配信です (2022/1/2放送) – Ham's Radio ハムのラジオ
また,先日行われた「わかものハムの集い」でも,こちらは体験局の準備をメインに発表させていただきました。アーカイブはこちらからご覧いただけます。
(なお,細かい点で発表内容に不正確な部分がありました。チャットで弊会の技術顧問KHB先輩に補足して頂いたので,そちらも併せてご覧ください)
手作りアンテナの製作体験
今回のもう一つの目玉企画として行いました。YDTの技術顧問であるKHB先輩のデザインで,厚紙とアルミテープを主な素材としたアンテナを用意しました。
アマチュアバンドでは430MHz用として,またF型の接点を利用しているため持って帰ってTV受信としても使えるデザインになっています。作成したアンテナはそのまま体験局での交信に用い,交信後は持って帰って自宅で実験して頂けるということを考えてこのデザインとしました。(ちなみに,のりを使っていないので分解できます。)
アンテナを使ったことのない人が全員でしたので(それはそう),「アンテナって手作りできるんですか?」や「屋根上のアンテナとは何が違うんですか?」といった質問もあり,作りながら少しでも無線技術について知ってもらうことができたならとても嬉しく思っています。
モールス信号の打鍵体験
縦振電鍵をスピーカーにつなぎ,モールス信号の打鍵を体験して頂きました。表を見ながら打鍵した信号を部員が複合するという企画で,うまく複合された時は非常に驚いているのが印象的でした。*3
JH1YDT 活動発表
パネル展示として,弊会の活動についてまとめました。特にFCCの試験会参加や,これまでの理工展の活動について,パネルを見て質問される方がいたのが印象的でした。
(実際には複数のパネルで展示しましたが,写真が増えるので抜粋しました)
理工展の開催からかなり時間がたってからの更新となり,重ねてお詫び申し上げます。
2022年度こそは世の中が落ち着いた中で開催できることを願っていますので,次回も現地やon the airからよろしくお願いします!!