JH1YDT/YOTA局の運用
Hello CQ!
みなさんこんにちは。JH1DWQです。
このたび、YOTAが主催する “December YOTA Month 2018” にて “JH1YDT/YOTA” を運用することになりました。YOTA(Youngstars On The Air)はヨーロッパを中心に展開されているアマチュア無線の青少年育成の活動で、日本でも昨年よりYOTA-Japanが発足し活動しています。December YOTA Monthでは、 “YOTA” をコールサインに含む局、または “/YOTA” を冠した局が各国2局までの制限で登場し運用します。こうした局と交信すると、YOTAが発行するアワードを申請できるそうです。
【参考HP】
YOTA → Youngsters On The Air – Official website
YOTA-Japan → YOTA Japan – Encouraging Amateur Youngsters in Japan
December YOTA Month → December YOTA Month 2018
12月中はメンバーがRemote環境を利用しつつ、“JH1YDT/YOTA” を積極的に運用してまいります。平日もQRVしていく予定ですので、ぜひ交信よろしくお願いいたします!
〈2019年1月1日追記〉
明けましておめでとうございます。2018年12月31日[UTC]をもちまして、YOTA局の運用を終了いたしました。SSB/CW/FT8にQRV致しまして、合計286局の皆さまと交信させていただきました。FBなQSOをありがとうございました!
JH1DWQ
第65回理工展出展
Hello CQ!
みなさんこんにちは。会長のJH1DWQです。
私「理工展の記事書きたい人~」
他「……」
ということがあり、またまた私が書かせていただきます。来年メンバーが10人くらいになったら広報担当決めるんだ……。
さて、今年も早稲田大学理工学部の学祭である「理工展(11月3日〜4日)」に無理やり出展いたしました。大学に設備のない私たちにとって、JH1YDTで波を出す際に「/」をつけなくて良い貴重な機会です。また、会の宣伝のためにも出さないわけにはいきません。メンバーには出展が決まってから事後報告しました(昨年の2名時代を経験したKHB氏はともかくとして、MASA君はきっとこの先輩アホなんじゃないかと思ったことでしょう)。
今年の理工展のテーマは「科学が織りなす物語」でした。なるべくこのお題に沿うよう、YDTとしては「無線通信の歴史」をテーマにして、「無線通信の歴史の概説」「モールス通信体験」「SDR & ACARS展示」「TV用八木アンテナ製作体験」「JH1YDT公開運用」「QSLカード展示」という企画を用意しました。TV用八木アンテナ製作体験はJARL東京都支部が科学の祭典で行っている企画をお借りしました。材料の提供もしていただき、本当にありがとうございました。
▲モールス通信体験の様子。KHB氏が和文CWを覚えたのでかなり好評でした。(それにしても和文覚えるとは……。)
▲八木アンテナ製作体験。TVが実際に映った時の驚きの顔が印象的でした。
昨年に続き、慶應義塾大学無線工学研究会JA1YCGより1名、OBの方3名、来場頂いた無線家の方に企画のお手伝いをしていただきました。3人だけではとてもすべての企画を担当しきれませんでしたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。「人との繋がり」の大切さをあらためて実感しました。お手伝いいただきありがとうございます!開催期間中JH1YDTと交信していただいたみなさまにも御礼申し上げます。
最後に個人的な感想ですが、やはり出展してよかったと思います。正直2名で出展した昨年がかなり大変でしたので見送ろうかとも思ったのですが……。昨年YDTのブースに来てアマチュア無線に興味を持ってくれた子が今年も来てくれました。お父さん曰く、現在ハムの勉強をしているそうです。来年はYDTの運用をぜひしたいと言ってくれました。こうした出会い、やはり出展していなければ無かったわけです。また、YDT初期のOBの方とも交流できました。来年、まだ絶対とは言い切れませんがなんとか出展し、多くの方と出会えると素敵だと思います。
私のわがままでメンバーには苦労をかけますが、JH1YDTは今後もメンバー数の少なさはあまり考慮せず、積極的な活動をしてまいります。今後ともよろしくお願いいたします!
(JH1DWQ)
RS-BA1を利用したリモート運用!
Hello CQ!
みなさんこんにちは。会長のJH1DWQです。このたび社団局のリモート局開設にチャレンジしましたのでご報告したいと思います。
【準備】
・RS-BA1(ICOMの遠隔操作用ソフト)
・PC2台(サーバー用とクライアント用)
・インターフェイス(リグ制御用)
・音声入出力ケーブル(受信音、送信音の通信用)
・IC-7000(リグ)
完全に私の趣味でICOMのリグを使用したリモート局を構築します。今回使うIC-7000は背面にREMOTEジャックがあり、ここにPCを接続して制御しますがインターフェイスが必要です。ICOMから専用インターフェイスとして「CT-17」が発売されているのですが、なんと新品価格で1万円超え……。ヤフオク等で検索しても7000円近くするので自作することにしました。
参考にしたページがこちら →
ICOM CI-Vを考える ( その他趣味 ) - JH1LMD - Yahoo!ブログ
CT-17はPC側にRS-232Cポートが必要ですが(ちょっと時代を感じますね)、自作品はUSB接続が可能です。また、電源もUSBから給電できるので扱いやすいものができました。今回のリモート運用以外にも、Ctestwinなどのログソフトにおけるリグ制御でも使用できるので非常に便利です!ICOMユーザーは1つもっておくと良いかもしれません。
ちなみに、IC-7300など新しい機種はUSBで直接接続できるらしいです。お高いリグはサーバー機能まで搭載しているとか……。
音声入出力ケーブルは他のリグでも使えるよう、8PINのマイクコネクターを使用して受信音の出力と送信音の入力を行えるよう自作しました。リグのマイク端子に8Vが印加されているそうなので、電解コンデンサーを挟んであります(取説参照)。残念ながら、IC-7000はこのケーブルで受信音のPCへの入力ができないので、別途スピーカー端子からライン入力へ入れてあげます。上等なものではありませんが、「使えればいい」の精神で。
用意したこれらでPCとリグを接続すればとりあえず準備は完了です。
【接続確認】
サーバーとして使用するPCでまずは制御できるかチェックします。RS-BA1は「Remote Utility」と「Remote Control」という2つのソフトから成り立っていて、Utilityのほうで無線機との接続、サーバー設定などを行い、Controlのほうで操作をします。
まずはRemote Utilityで「サーバー設定→無線機一覧→追加」と選び、接続するリグの情報を設定します。設定内容はリグの取扱説明書に書いてありますのでその通りに設定します。COMポートはインターフェイスを挿しているポートを選び、音声の入出力ポートを設定して終了です。リモート用に「公開する」という項目にチェックを入れておきます。
「無線機運用」タブに移ると先ほど設定したリグが表示されているので、それを選択し「接続」を押します。問題が無ければ無線機名の下に「〈接続中〉」と表示が出ます。
つぎにRemote Controlの設定です。「Connect Set」を開き、制御したいリグを設定していきます。
接続完了したら、「Connect」を押しすべての設定が正しければ無事に制御できるようになります。インターフェイスがしっかり組みあがっているのか不安でしたが、無事に接続できました!ここでとりあえずの感動です。
【申請】
リモート局を開設するにあたり、総通に申請を出します。デジタルモードをやろうとすると電波形式云々、機械が云々と非常に面倒ですが、リモート局の場合は非常に簡単でした。
まず書類を作成します。これはICOMのホームページからダウンロードできるのでこれを使います。内容の例もあるので個人局の場合はそっくり同じで申請できると思いますが、社団局用のものが無いので少し変更を加えます。
書類ダウンロード→
http://www.icom.co.jp/products/amateur/products/option/rs-ba1/data/RS-BA1_ApplicationExample.pdf
JARL遠隔操作指針→
JARLの遠隔操作指針を見ますと、社団局の場合は「構成員が送信所で監視を行うこと」とあります。この内容を書類の(4)に書き込みます。また、たとえば50W機を登録する場合、「操作できるのは3アマ以上に限る」という限定をつけます。
この書類を添付して電子申請を行い、無事に審査が終了しました。
【サーバー側設定】
次にサーバー側の設定を行います。一番面倒な作業はポート開放ですが、マイクラのマルチ用サーバーを構築するときにいろいろ調べていたのが役立ちました。ポート開放については様々説明しているページがありますので省きますが、「ルーター」と「PC(firewall)」の設定が必要です。特にソフト側を変更しなければ、50001〜50003(UDP)ポートを開放してください。
Utilityの設定ですが、ほぼ操作確認のときに終了しています。「サーバー設定→ユーザー登録」と進み、リモートでアクセスするためのユーザー登録をするだけです。ユーザーIDとパスワードを設定すれば登録できます。
【クライアント側設定】
クライアント側PCにもRS-BA1をインストールします。
Utilityを開き、「無線機運用→サーバー一覧→追加」と選んで先ほど設定したサーバー情報を打ち込みます。サーバーアドレスにはグローバルIPアドレスを、ユーザーIDとパスワードは登録したものを使います。
登録できたら接続し、無事に完了すれば「無線機一覧」にサーバーに繋がっている無線機名がでてきます。あとは接続確認のときと同じように無線機に接続してRemote Controlで操作できます。
以上でリモート局の設定は終了です。音量の設定など細かなものは各自の環境に合わせて調節すれば完成です。まだ交信テストは行っていませんが、大学からのリモート接続には成功しました。これで大学に設備の無い我々JH1YDTも気軽に集まって運用できます!学校社団でリモートを構築しているのは珍しいのでは……?
なお、今回ご紹介した方法はあくまで一例であり、サーバー設定も様々あるようです。参考にしていただける場合は、あくまで自己責任でお願いいたします。
拙いまとめでしたが、最後までお読みいただきありがとうございました!リモート局を使った交信で皆様と交信できる日を楽しみにしております!
JH1DWQ
2018 All Asian DX contest (Phone) 参加 (於:JR1ZTT)
Hello CQ!
みなさんこんにちは。JH1DWQです。大型台風に続いて8エリアでの大規模地震、今年は災害の多い1年ですね・・・・・・。各局のご無事を祈るばかりです。
9月1日~2日にかけて、筑波大学アマチュア無線クラブJR1ZTT局にてAll Asian DX contestに参加いたしました。お誘いいただきありがとうございます!
まず部室について第一声
(DWQ&KHB)「なんてすばらしい設備なんだ!」
アンテナもさることながら、機械好きとしては萌える無線機の数々に興奮してしまいました。保存状態も良く、大切にされているのが分かりました。
コンテスト自体はコンディションが悪くなかなか交信できず・・・・・・。特に7MHzはTwitterでも話題になっておりましたがOTHレーダーと思われるパタパタノイズで苦戦。途中、コンテストを放棄してHFやV/Uにて通常交信を楽しむなどしました。
結果としてはコンディションに泣かされましたが、DXとの交信はなかなか機会がないので非常に楽しかったです。JR1ZTTのみなさま、大変お世話になりました!今後ともよろしくお願いいたします!
(JH1DWQ)
JA1YEV×JH1YDT 合同合宿 in山中湖
Hello CQ!
みなさんこんにちは。会長のJH1DWQです。
8月11日~8月12日の日程で東京学芸大学アマチュア無線クラブ(JA1YEV)と合同で無線合宿を行いました。当会からは私JH1DWQとMASA君が参加し、1泊2日の合宿を楽しみました。
合宿初日がお盆の始まりと重なってしまい、高速道が大変な混雑となっていました。もともと渋滞予測を確認しておりましたので、AM0330に機材を積んで住んでいる群馬を出発しましたが、八王子JCT付近で大渋滞に巻き込まれました・・・・・・。まだ5時ごろだったのに、お盆恐るべし。それでも早く出発したおかげで、集合時間には間に合いました。
大月駅でMASA君と学芸大のJF1XMNさんと合流し、山中湖へ。宿泊施設に荷物を置いて、早速移動運用を行いました。
▲まずはV/Uの運用を行いました
▲雨が降ったり止んだりと苦労しました(提供:JF3CGN)
いったん撤収してお昼を食べ、場所を変えてさらにHFを運用しました。
▲MASA君もコンテスト以外の交信は初めてだったようです
▲私が自作した7MHz用釣竿アンテナ
この後近くを通ったバスに給電部を踏み潰されました・・・・・・
夜は温泉に入り、宿泊施設に戻って活動報告会を行いました。今年の大学間ミーティングにJA1YEV局が参加できませんでしたので、非常に面白かったです。
次の日は昨日と同じ場所でHF~UHFまで広く運用しました。最後は6mで韓国と繋がり、大変FBでした!
多少天気に恵まれなかったものの、初めての合宿を大いに楽しみました。これを機に、YDTも長期休暇を利用して合宿を行えたらよいと思います。
あらためまして、学芸大学アマチュア無線クラブJA1YEVのみなさまありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします!
(JH1DWQ)
2018年 6m AND DOWN コンテスト @群馬県 赤城山
Hello CQ!!
みなさん こんにちは YDT1年 MASAです。 まず初めに西日本豪雨災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、7/7・8(土日)に行われた6m AND DOWN コンテストにDWQ・KHB両先輩と参加してきました。えっ記事の更新が遅いって。。 いろいろな課題が山積していまして遅くなってしまいました。(いや、夏アニメが始まって今期の押しアニメを決めるため片っ端から見ていたわけではありません いやでも「ぐらんぶる」いいっすね 今度先輩方、飲みに行きましょうよ)
ということで群馬県まで行ってまいりました。ちょうど部長(DWQ)のご実家が近くで機材を持って来やすい、かつロケーションがよいとのことで群馬県立赤城公園の駐車場より送信いたしました。 応答していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
当日は濃霧警報が発令されておりすぐ一寸先はぼやけて見えない状況でした。(上の写真は朝、ほんのわずか晴れた時に覚満淵(かくまんぶち)という高層湿原を取ったモノ)
西日本での豪雨の影響で無事実施できるか不安でしたが、当日はふもとで食事を買い込んで車で赤城山へ。現地はとても曇っており周りがどうなっているかもよくわからない中テントとアンテナを設営しました。
コンテストの出だし、設営に戸惑ってしまい遅れながらも21:30、交信スタート
(先輩方)「まあ設営で疲れたし数局やればいいかな」
(0:30経過........)
(両先輩)「Hello CQ CQ contest こちらはJH1YDT........」
(先輩方が必死に呼び出しをしているのに俺だけ悠長に眠れないな。。。)
(2:30)
(KHB先輩)「夜中は俺がやるから先に寝ていいよ」
(テントはあるものの冷たい風と雨が吹き付け凍えながらやっていたので本当に神の声のように聞こえました。。。感謝。ありがとうございました。)
ちなみにこの後、日が昇るまでKHB先輩は1人で10分ずつ50,144,430を交互にトリプルオペするという偉業を成し遂げた。
話は変わり、飯の話。 みなさん「ゆるキャン△」ってご存知ですか。キャンプのお話だそうですね。 えっ、皆さん知ってる?! なぜ見てないのかって。
(受験勉強というよくわからないものがあったからですよ怒)
どうもその中でカレー麺が出てくるそうで、DWQ先輩は楽しそうにお湯を沸かして食べている様子。
それはさておき、このへんでOBの方2人がいらっしゃったりKHB先輩が北海道との交信を成功させるなどもろもろあり13:00ごろ撤収しました。
(撤収間際の様子。左にいるのがOBのかた、右に座っているのがKHB先輩)
気になる結果は350QSO、マルチ数が30強といったところだそうです。(結果は暫定・速報値です)
JARLから結果が出るのが楽しみです。さて、今回はお二人に何から何まで教えていただきお二人の偉大さを感じたコンテストでした。(将来、お二人がご卒業されたのち同じかとができるかと言ったら自信がありません)
これからさらに腕を磨き偉大なお二人に近づけるよう心に誓った次第です。
最後にDWQ先輩より無線機をお譲りしていただいたことを合わせて述べて終わります。(アンテナ自作すっかな。。またその話は後日。。)
大学での運用
Hello CQ!
いつもお世話になっております。会長のDWQです。
先日「関東大学間ミーティング」が千葉工大にて開催されました。やはり同年代の無線家との交流は非常に良い刺激になります。今回のミーティングで「大学からの運用欲」が高まり、なんと当会復活後初の「早稲田大学理工キャンパス」からの運用を行いました。
▲運用の様子
「『早稲田大学無線通信研究会』なのに『早稲田大学』から運用したこと無いってどういうことよ。」と思われた方のためにご説明いたします。当会は現在部室を持たない流浪の会のため、大学に常設の設備が一切ありません……。よって普段は移動運用がメインで、なかなか大学からの運用に手が出ませんでした。しかし関東大学間ミーティングの影響は大きいもので、「そうだ、運用しよう」という軽い気持ちでこのたびQRVさせていただきました。
今回使用した設備は以下の通りです。
《アンテナ》自作VCH式釣竿アンテナ
《RIG》IC7000M
《電源》シールドバッテリー(12V/12Ah)
大学の建物群の谷間からの運用でしたが、7MHzで40分ほど運用し「愛知/茨城/福島」の5局と交信いただきました。本当にありがとうございます。
今回アンテナの固定、運用場所等課題がいくつか発見できましたので次回に生かしていければと思います。また、今回は1人で運用していたので次はメンバーと一緒に活動したいですね。聞こえた際にはぜひQSOをよろしくお願いいたします!
(JH1DWQ)