CW練習機(ブザー)
Hello CQ!(という挨拶。和訳は『各局こんにちは』なので間違ってはいない)
部員のKHBです。ブログでは初めましてですね。
さて、YDTが復活してから早4ヶ月です。これまで目立った活動もしていないように思われるかもしれませんが、実はちゃんと定例活動があります、
それは、
CW交信の練習会です。
コンテストを意識した交信練習、聞き取り練習を、毎週木曜日に63号館1階のラウンジでやっています。
ただ、実際の無線機を使うわけにはなかなかいかないので、通信手段はもっぱら「音」です。例えば、写真奥のマニピュレーターはエレキー回路につながっていて、音が出ます。
それでは、手前の縦振りにつながっているアヤしい箱は・・・?
(ここまでが前フリです)
ということで、今回、ご紹介したいのは、写真手前の自作ブザー回路です。手元にある適当なパーツで作ったため、見た目や使い勝手、性能は「良い!」わけではないのですが、「こういうのもアマチュアらしくて良いではないかー」ということで。
多少うろ覚えですが、回路図を載せておきます。手書きで、見辛いのはご容赦ください。
何故このご時世にトランジスタ・・・(しかも2SC1815ですらなくて2SC945!)というツッコミが聞こえてきそうですが、3Vくらいの低電圧で動かしたかったのです。自宅にトランジスタが大量にある都合上でもあります。
簡単なブザー回路というと、タイマーICを使ったものとか、非安定マルチバイブレーター回路がメジャーと思います。これは「弛張発振回路」と呼ばれるものです。電子工作体験で、「LEDを「チカッ!チカッ!」と光らせる回路」なんていうのがあると、これだったりします。
(動作原理など、詳しいところは下記の参考サイトなどをご覧ください)
今回は「ブザー」ということで、チカチカの周波数を可聴域にして、Duty比を1:1に近づけるように、抵抗やコンデンサの値をトライ・アンド・エラーで決めました。
ただ、この調整が結構大変で、ちょっとしたことでも音が鳴らなくなったり、音が変わったりします。スピーカーを変えるだけでも、うまく鳴らなくなることがありました。今回はインピーダンス4Ωのスピーカーでしたが、8Ωだと定数の変更が必要でしょう。
電鍵のところについているコンデンサは、最初チャタリングが酷かったので、チャタリング防止で後からつけました。容量は適当です。もう少し大きくても良かったかもしれません。
手元にあった、部品取りの後の残骸のケースに(無理やり)収めれば、完成。
さて、実際の使い心地ですが・・・。
いちばん気になるところは、音の高さがあまり安定しないことです。RSTレポートの「T」(Tone)が悪い感じです。
モールス信号の入力なので、短い「スイッチ入切」が続くことが、要因の一つかもしれません。電鍵の接触が完全ではないことも原因でしょう。
発振回路のスイッチを、電鍵で直接ではなく、トランジスタによるスイッチングで間接的にやれば、ある程度改善されるような気もします。その際は、電圧がその分落ちるので、部品定数の再調整が必要そうです。
今後、機能を付け加えるとしたら、増幅回路を入れて音量調整をできるようにするとか、マニピュレーターに対応するようにエレキー機能を入れるとか、・・・でしょうか。必要になったら考えます、hihi
それでは!
○『弛張発振回路によるLED点滅回路』(電子回路実験教材の部屋RLC)
http://www.rlc.gr.jp/prototype/led/tenmetu/shichou/pika.htm
○『弛張発振回路の実験』(ブレッドボードラジオ)
http://bbradio.sakura.ne.jp/relax/relax.html
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「青少年のための科学の祭典 東京大会」に参加しました
Hello CQ!
10月9日に行われた「青少年のための科学の祭典 東京大会」にJARL東京支部のお手伝いとして参加いたしました。
YDTが担当したのは電波に関する実験の実演・解説です。八木アンテナの働きや電波の性質を扱ったもので少し難しい内容でしたが、小さなお子様から大人まで熱心に聞いてくださいました。少しでも電波、無線というものに興味を持ってもらえたら幸いです。
(会員のJR2KHBによる実演・解説の模様)
今大会ではJARL東京支部以外にも様々な学校、企業がブースを出していて興味深いものが多々ありました。合間に会場を回ってみましたがかなり充実しています。主に小学生向けではありますが、大学生でも十分楽しめる、また勉強になる内容でした。
最後になりますがご来場いただいた方、またお世話になりましたJARL東京支部関係者様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
(JH1DWQ)
2016ハムフェアに参加しました
Hello CQ!
2016ハムフェア1日目に参加しました(参加といっても出展ではありませんが……)。会場に着いたのは10時ごろで、外は土砂降り。ゆりかもめで行って良かった……。
想像以上の混雑に驚きつつ入場券の列に並んでいましたが、30分並んでもまったく購入できず断念。途中で列を抜けてJARL会員申し込みをしました(YDTの入会がまだでしたので丁度よかったのかな……)。
中もかなり混雑していましたが、出展されていた大学クラブにご挨拶をさせていただいたり、様々なブースを見学したりとかなり楽しむことができました。思わず手が伸びそうになったジャンク品もありましたが、今回は我慢です……!
企業ブースも新製品が続々発表されていたようですが、見ていても欲しくなってしまうだけなのであまり見ずに撤収。帰りはすっきりと晴れていました(でも蒸し暑かった!)。
見学だけでも十分楽しめましたが、やはりYDTとして何かしら携りたいと感じました。来年までにメンバーと検討したいと思います。
アイポールしていただいた各局、ありがとうございました!
(JH1DWQ)
「JH1YDT」復活!
Hello CQ!
ついに本社団のコールサイン「JH1YDT」が正式に復活いたしました!旧社団名での復活ですのでこれから新名称「早稲田大学無線通信研究会」に変更する予定です。
一般的に知られている旧コールサイン復活に比べ、非常に簡単な申請で再割り当てされましたのでここに記載しておきたいと思います。もし学校クラブを復活させたい方がいらっしゃいましたら参考にしていただけると幸いです。
まず第一段階として
①旧コールサイン復活願い
②在学証明(学生証コピー)
③JARL局名録コピー
④定款
を用意して送付しました。しばらくかかると思いきや、なんと次の日に関東総合通信局より補正依頼(内容は「代表者交代を現在の理事と監事が承認する必要がある」というもの)が送られてきたのでそれに対応。さらに
⑤代表者変更承認書(代表者変更理由、現理事と現監事の署名&捺印)
を作成して送付しました。この訂正申請を出してから1週間で審査完了。全体としては1か月足らずで再開局することができました。
コールサインを復活できたので次なる目標はメンバー集めです。まずは5人を目標に活動していきたいと思います。次のFDコンテストには出場できると思いますので、コンテスト、通常時問わずコールサインが聞こえた際には交信をよろしくお願いいたします!
(JH1DWQ)